
「日本に哲学なんてなくても、別に恥ずかしいことではない」
もちろん私がそんな偉そうなことを言っているのではなく、闇市から来た反哲学の哲学者の木田元氏が「反哲学入門」でおっしゃっています。この本は第一章「哲学は欧米人だけの思考法である」という部分だけでも相当面白い。日本人に自信を与えてくれます。
超簡単に言えば、
・哲学は「存在とは何か」「真理とは何か」を問うものである。真理とは「何が正しいかを正しさを測る永遠の物差し」と考えれば良いと思います。哲学とはプラトンが発案し、2000年以上もの間、ああでもないこうでもないと議論し続けて、ニーチェが200年ほど前に「そんなものは無い」と卓袱台返しをしてから現在に至るまで混乱しているということらしい。