
移民、多様性、多文化、アイデンティティ政治は、いわゆるリベラリズムの中心的課題だと思います。これらはつまり多様な価値観が1つの集団の中で等しい価値を持つと見なされ、それぞれが公正な扱いを受けるべきという考え方ですが、これをひとまず多文化主義と呼んでおきましょう。
確かにアメリカ、オーストラリア、カナダなどは移民国歌でした。欧州は最近まで多くの移民を積極的に受け入れていました。しかしここ最近になって、これらの国では少々様子が変わってきているようです。日本でも実質的移民が増えていますので、ちょっと他人事ではなさそうです。こんな多文化主義ってどうなのでしょうか?
ジョーダン・ピーターソンというカナダの心理学者がいらっしゃいます、「生き抜くための12のルール」という著作で有名で、最近ではYou Tubeでも良く発信されています。なかなか切れ味の鋭い解説をされるのですが、この方曰く。「多文化主義?そんなもん非現実的!」と鋭くバッサリ切り捨てておられました。